犬飼モンクが敬愛する往年の現代アートの8巨匠。
彼らに捧げ、そして挑んだ犬飼の「賛画=トリビュート・アート」はいかがでしたか?
称賛する画家に捧げた作品を今回ご紹介しましたが、
画家以外にもジョン・ケージ(John Cage)をはじめ、
多くの現代音楽家やその作品にもインスパイアされてきた犬飼。
そうした音楽にまつわる犬飼アート、おいおいご紹介していこうと思います。
▽現代アート8人の巨匠
Pierre Soulages ピエール・スーラージュ(1919-)
Jackson Pollock ジャクソン・ポロック(1912-1956)
Robert Milton Ernest Rauschenberg ロバート・ラウシェンバーグ(1925-2008)
Piet Mondrian ピエト・モンドリアン(1872-1944)
Willem de Kooning ウィレム・デ・クーニン(1904-1997)
Lucio Fontana ルーチョ・フォンタナ(1899-1968)
Mark Rothko マーク・ロスコ(1903-1970)
Barnett Newman バーネット・ニューマン(1905-1970)
▽賛画~トリビュート・アート作品一覧 Tribute Art
Dedicated to Pierre Soulages(ピエール・スーラージュに捧げる)
Wearing a Pollock(ポロックを纏った)
Dedicated to Jackson Pollock(ジャクソン・ポロックに捧ぐ)
For Robert Rauschenberg(ロバート・ラウシェンバーグのために)
Tears flow was of Pollock(ポロックの流れた涙)「And repeated iteration=繰り返され反復して」
Tribute to Robert Rauschenberg works of white(白のロバート・ラウシェンバーグの作品に捧げる)
Dedicated to Piet Mondrian(ピエト・モンドリアンに捧ぐ)
Dedicated to Willem de Kooning(デ・クーニンに捧げる) 「woman=女」
For Lucio Fontana(ルーチョ・フォンタナのために)「Girl of the sentinels of the railroad crossing=踏切番の少女」
Cheers to Mark Rothko(マーク・ロスコに乾杯)「My mother was beautiful=母は美しかった」
Dedicated to Barnett Newman(バーネット・ニューマンに捧げる)「Honest woman=素直な女」
2016年9月7日水曜日
2016年9月4日日曜日
”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#08>Barnett Newman
【#08】
Barnett Newman
バーネット・ニューマン
キャンパスを区画割りし彩色した「カラー・フィールド・ペインティング」の第一人者ニューマンは、
「崇高」を命題とし、「形の無いものに感じる高揚感こそ崇高である」と論じた。
目には見えない偉大なる何かに対する畏敬の念を呼び覚まし、想像させ、一体感をもたらすこと、
それが芸術の最大の企みではないだろうか。
素直な女~バーネット・ニューマンに捧げる
Dedicated to Barnett Newman「Honest woman」 (Jly2014)
Barnett Newman
バーネット・ニューマン
キャンパスを区画割りし彩色した「カラー・フィールド・ペインティング」の第一人者ニューマンは、
「崇高」を命題とし、「形の無いものに感じる高揚感こそ崇高である」と論じた。
目には見えない偉大なる何かに対する畏敬の念を呼び覚まし、想像させ、一体感をもたらすこと、
それが芸術の最大の企みではないだろうか。
素直な女~バーネット・ニューマンに捧げる
Dedicated to Barnett Newman「Honest woman」 (Jly2014)
”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#07>Mark Rothko
”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#06>Lucio Fontana
2016年9月2日金曜日
”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#04>Piet Mondrian
【#04】
Piet Mondrian
ピエト・モンドリアン
ピエト・モンドリアン
芸術とは「意識的、個別的なものを排除し、世界と自己を結ぶ普遍的なものを抽出する行為である」と定義したモンドリアン.。
自然から普遍的な「美」を抽出した結果、抽象的かつ単純な表現に到達した。
サイエンスが万物の構造や均衡を化学式で顕すように、
アートは、愛憎や功罪、称賛や非難、迷いや想いなどを凝縮し、純化し、可視化する。
そうした行為こそが芸術活動の本質なのだろう。
優しさにモンドリアン~ピエト・モンドリアンに捧ぐ Dedicated to Piet Mondrian (Aug2013)
一見、艶やかで賑やかに見える祭礼にも、相反する清楚で厳かな空気が流れている。 そんな祭りの持つ二つの顔を表裏一体として描いた作品「優しさにモンドリアン」。 |
”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#03>Robert Milton Ernest Rauschenberg
【#03】
Robert Milton Ernest Rauschenberg
ロバート・ラウシェンバーグ
「芸術作品をつくるのではなく、芸術と生活の橋渡しをする―」。
自作をそう位置付けたラウシェンバーグは日常の様々な生活道具を作中に取り込んだ。
神のような創造活動ではなく、モノ・コト・ヒト・バをつなぎあわせる日常的な人の営みの一つ。
コミュニケーションの一形態がアートなのだ。
Robert Milton Ernest Rauschenberg
ロバート・ラウシェンバーグ
「芸術作品をつくるのではなく、芸術と生活の橋渡しをする―」。
自作をそう位置付けたラウシェンバーグは日常の様々な生活道具を作中に取り込んだ。
神のような創造活動ではなく、モノ・コト・ヒト・バをつなぎあわせる日常的な人の営みの一つ。
コミュニケーションの一形態がアートなのだ。
ロバート・ラウシェンバーグのために For Robert Rauschenberg (Aug2013) |
白のロバート・ラウシェンバーグの作品に捧げる Tribute to Robert Rauschenberg works of white (Aug2013) |
2016年9月1日木曜日
”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#02>Pierre Soulages
現代アートの巨匠たちに捧ぐ💛犬飼モンクの“賛画”シリーズ
Masters of contemporary art Inukai to praise
【#02】
Pierre Soulages
ピエール・スーラージュ
黒の画家と呼ばれるスーラージュは
「黒の権威が好きだ。妥協しない色、暴力的だが、内化を誘う色だ。
色であり、色でない。光りが当たると、変幻自在に変化する」と語ったとか。
環境的要素である「光」を浴びて、はじめて作品は絵になる―。
「いかなる状況、心情で絵は見られるのか」、作り手に課せられた永遠のテーマかもしれない。
物理的、心情的なロケーションとあいまって作品は心に刺さるのだから。
【#02】
Pierre Soulages
ピエール・スーラージュ
黒の画家と呼ばれるスーラージュは
「黒の権威が好きだ。妥協しない色、暴力的だが、内化を誘う色だ。
色であり、色でない。光りが当たると、変幻自在に変化する」と語ったとか。
環境的要素である「光」を浴びて、はじめて作品は絵になる―。
「いかなる状況、心情で絵は見られるのか」、作り手に課せられた永遠のテーマかもしれない。
物理的、心情的なロケーションとあいまって作品は心に刺さるのだから。
ピエール・スーラージュに捧げる <Ⅰ> Dedicated to Pierre Soulages (Jun2015) |
ピエール・スーラージュに捧げる<Ⅱ> Dedicated to Pierre Soulages (Mar2016) |
ピエール・スーラージュに捧げる<Ⅲ> Dedicated to Pierre Soulages (Apr2016) |
”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute <#01>Jackson Pollock
現代アートの巨匠たちに捧ぐ💛犬飼モンクの“賛画”シリーズ
Masters of contemporary art Inukai to praise
音楽家が称賛する人物に捧げるのは、「トリビュート・ソング=賛歌」。
ならば、現役の画家が往年の巨匠に敬意を表したアート作品は?
ということで、それを「賛画=トリビュート・アート(Tribute Art )」 と名付けてみました。
讃えつつも、巨匠たちに挑む犬飼モンクの「賛画」シリーズご覧下さい♪
【#01】
Jackson Pollock
ジャクソン・ポロック
ジャクソン・ポロック
アクション・ペインティングの旗手ポロックは
「芸術の源泉は無意識にあるという考えに感銘を受けた」
としながらも偶然性を否定。
「結果のイメージは常に持っている」という。
「芸術の源泉は無意識にあるという考えに感銘を受けた」
としながらも偶然性を否定。
「結果のイメージは常に持っている」という。
意識と無意識の交わりによって産みだされるもの、自我と無我の狭間を反復しながら育って行くもの、それがアートなのであろう。
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繰り返され反復して~ポロックの流れた涙 Tears flow was of Pollock (Sep2014) |
ポロックよ、お前があのポロックか~ジャクソン・ポロックに捧ぐ Dedicated to Jackson Pollock (Aug2013) |
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