2017年1月15日日曜日

祈りと回想のアートカレンダー「モンクの暦」全容公開!


いよいよ犬飼アート「祈りと回想の36景」も未完は残すところあと数点。

「36作描き上げたら筆納め…」とほのめかすモンク画伯の引退前祝い的な意味と事前PRを兼ね

発売した「モンクの暦2017」(定価3000円⇒お友だち価格2000円※硝子フォルダ付・税込)

今回はその全容を一挙大公開!

卓上の小さな”祈りの装置”&”回想の窓”として、

また現代アートファンなら、往年の巨匠たち(▼)のインスパイア作品として

犬飼興一の創作意図を推理しつつご鑑賞いただくのも一興かと。


Pierre Soulages ピエール・スーラージュ(1919-)
Jackson Pollock ジャクソン・ポロック(1912-1956)
Robert Milton Ernest Rauschenberg ロバート・ラウシェンバーグ(1925-2008)
Piet Mondrian ピエト・モンドリアン(1872-1944)
Willem de Kooning ウィレム・デ・クーニン(1904-1997)
Lucio Fontana ルーチョ・フォンタナ(1899-1968)
Mark Rothko マーク・ロスコ(1903-1970)
Barnett Newman バーネット・ニューマン(1905-1970)














2017年1月8日日曜日

モンク画伯の年またぎLIVE~ツケと厄を払うの巻

まちに除夜の鐘が響きわたるころ、

みなとの酒場に流れるはモンク画箔のトイピアノ。


巷の賑やかなカウントダウンや初詣ラッシュとは無縁の

熱くて静かで和やかな”前衛の世界”

そんな音の世界にとっぷり浸っての年またぎ。


酒場(猫と窓ガラス)のケーツ(ツケ)をやっと払い終えた画伯が、

トイピアノでみなの厄払い!?

2017年、酉あえずオモロくなりそな予感♪





2016年12月27日火曜日

初春を寿ぐ「モンクの暦」で安らぎ&エナジーを!

犬飼アート「祈りと回想の36景」より厳選したカレンダー『モンクの暦2017』がついに完成!

ポストカードサイズながらも傑作12+2作品を収録。

観る者を無意識の世界へいざない、安らぎとエナジーを感じてもらえる力作ぞろいです。

200セット限定で定価3千円。(フォトスタンド付)

ただし以下の呑み屋さんにて先着36セットを特別価格の2千円(フォトスタンド付)で発売します!

もちろん観るだけただ!酒の肴に、話のネタに、お出かけの折にはぜひご鑑賞だけでも!




◆猫と窓ガラス(名古屋港)

◆JAZZ酒場・もっきんぽっと(西区)

◆泡盛居酒屋・海月の詩(今池)

もしくは…

◆IMKアートアーカイブス 用務員:滝沢までご用命を!
inukai.monk@gmail.com
tacky.meigei@gmail.com

2016年12月12日月曜日

祈りと回想の36景、そのアーカイブスが「モンクの暦」に!

「このシリーズで絶筆かも…」とほのめかす犬飼モンク御歳74。

最後の力作になるかもしれない

「祈りと回想の36景」(浮き草の花シリーズと白いドレスシリーズ)

ゴールがそろそろ見えて来た?そんなこんなの師走。

36景の傑作の一部がミニカレンダーに!

その名も「モンクの暦2017」

目を凝らせば貴方の脳裏に別の何かが視えてくる、ミステリアスな作品群。

まだサンプルですが、ちょっとだけ御開帳いたしま~す!






2016年9月7日水曜日

犬飼モンクがトリビュートした現代アート8人衆

犬飼モンクが敬愛する往年の現代アートの8巨匠。

彼らに捧げ、そして挑んだ犬飼の「賛画=トリビュート・アート」はいかがでしたか?

称賛する画家に捧げた作品を今回ご紹介しましたが、

画家以外にもジョン・ケージ(John Cage)をはじめ、

多くの現代音楽家やその作品にもインスパイアされてきた犬飼。

そうした音楽にまつわる犬飼アート、おいおいご紹介していこうと思います。


▽現代アート8人の巨匠

Pierre Soulages ピエール・スーラージュ(1919-)
Jackson Pollock ジャクソン・ポロック(1912-1956)
Robert Milton Ernest Rauschenberg ロバート・ラウシェンバーグ(1925-2008)
Piet Mondrian ピエト・モンドリアン(1872-1944)
Willem de Kooning ウィレム・デ・クーニン(1904-1997)
Lucio Fontana ルーチョ・フォンタナ(1899-1968)
Mark Rothko マーク・ロスコ(1903-1970)
Barnett Newman バーネット・ニューマン(1905-1970)


▽賛画~トリビュート・アート作品一覧 Tribute Art

Dedicated to Pierre Soulages(ピエール・スーラージュに捧げる)
Wearing a Pollock(ポロックを纏った)
Dedicated to Jackson Pollock(ジャクソン・ポロックに捧ぐ)
For Robert Rauschenberg(ロバート・ラウシェンバーグのために)
Tears flow was of Pollock(ポロックの流れた涙)「And repeated iteration=繰り返され反復して」
Tribute to Robert Rauschenberg works of white(白のロバート・ラウシェンバーグの作品に捧げる)
Dedicated to Piet Mondrian(ピエト・モンドリアンに捧ぐ)
Dedicated to Willem de Kooning(デ・クーニンに捧げる) 「woman=女」
For Lucio Fontana(ルーチョ・フォンタナのために)「Girl of the sentinels of the railroad crossing=踏切番の少女」
Cheers to Mark Rothko(マーク・ロスコに乾杯)「My mother was beautiful=母は美しかった」
Dedicated to Barnett Newman(バーネット・ニューマンに捧げる)「Honest woman=素直な女」

2016年9月4日日曜日

”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#08>Barnett Newman

【#08】
Barnett Newman
バーネット・ニューマン

キャンパスを区画割りし彩色した「カラー・フィールド・ペインティング」の第一人者ニューマンは、

「崇高」を命題とし、「形の無いものに感じる高揚感こそ崇高である」と論じた。

目には見えない偉大なる何かに対する畏敬の念を呼び覚まし、想像させ、一体感をもたらすこと、

それが芸術の最大の企みではないだろうか。


素直な女~バーネット・ニューマンに捧げる
Dedicated to Barnett Newman「Honest woman」 (Jly2014)

”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#07>Mark Rothko

【#07】
Mark Rothko
マーク・ロスコ

「絵を前に涙を流す人は私が描く時に感じたのと同じ宗教的体験をしている」とし、

「自己表現は退屈、自己の外側の無について語りたい」というロスコはまた

「絵を自己表現とは考えない。自分以外の人に向けたコミュニケーションに他ならない」と論じた。

彼の作品には7つの要素があり、それを巧妙に調合し、しかも多くを語りすぎないのが創作のレシピという。

喜怒哀楽…、根源的な感情を観る者と共有するための装置。それが絵・アートなのだ。


母は美しかった~マーク・ロスコに乾杯A (Jly2014)

母は美しかった~マーク・ロスコに乾杯B (Jly2014)























”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#06>Lucio Fontana

【#06】
Lucio Fontana
ルーチョ・フォンタナ

キャンバスに絵を描かず、刃物で裂け目を入れ、千枚通しで穴を空けるなどの手法で絵画の概念を革新。

瞬間的な「時間と空間の結合」を目論んだフォンタナの「空間主義宣言」。

それは「作品」を見せるのではなく、「行為の痕跡」を見せるのを主題にしたという。

一幅の絵が、観る者に肉体的な知覚(痛み・音・匂い)さえも疑似体験させる。

For Lucio Fontana 踏切番の少女~Lucio Fontana(ルーチョ・フォンタナのために (Sep2013)

”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#05>Willem de Kooning

【#05】
Willem de Kooning
ウィレム・デ・クーニング

ポロックと共にアクション・ペインティングの第一人者として知られるデ・クーニングは、

「実体とは閃光のような一瞬の出会い…」なる言葉を残す。

代表作「女」シリーズでは荒々しい筆遣いによる肉感的な女性像を描き、

「抽象絵画に新たな肉体性を与えた」と称されるまでに抽象表現主義を突き詰めていった。


女 woman~デ・クーニングに捧げる Dedicated to Willem de Kooning「woman」(Jun2016)

あたかも火の女神の“祈りの舞”を描写したかのような犬飼の「女」。
デ・クーニングの代表作を日本神話の世界観の中に取り込み、チャレンジングにオマージュした作品。



2016年9月2日金曜日

”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#04>Piet Mondrian

【#04】
Piet Mondrian  
ピエト・モンドリアン

芸術とは「意識的、個別的なものを排除し、世界と自己を結ぶ普遍的なものを抽出する行為である」と定義したモンドリアン.。

自然から普遍的な「美」を抽出した結果、抽象的かつ単純な表現に到達した。


サイエンスが万物の構造や均衡を化学式で顕すように、

アートは、愛憎や功罪、称賛や非難、迷いや想いなどを凝縮し、純化し、可視化する。

そうした行為こそが芸術活動の本質なのだろう。


優しさにモンドリアン~ピエト・モンドリアンに捧ぐ Dedicated to Piet Mondrian (Aug2013)


一見、艶やかで賑やかに見える祭礼にも、相反する清楚で厳かな空気が流れている。
そんな祭りの持つ二つの顔を表裏一体として描いた作品「優しさにモンドリアン」。

”賛画”としての系譜~Inukai Art work as Tribute<#03>Robert Milton Ernest Rauschenberg

【#03】
Robert Milton Ernest Rauschenberg
ロバート・ラウシェンバーグ

「芸術作品をつくるのではなく、芸術と生活の橋渡しをする―」

自作をそう位置付けたラウシェンバーグは日常の様々な生活道具を作中に取り込んだ。

神のような創造活動ではなく、モノ・コト・ヒト・バをつなぎあわせる日常的な人の営みの一つ。

コミュニケーションの一形態がアートなのだ。

ロバート・ラウシェンバーグのために For Robert Rauschenberg (Aug2013)


白のロバート・ラウシェンバーグの作品に捧げる Tribute to Robert Rauschenberg works of white (Aug2013)